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ギャラリー詳細

写真のある美術館・博物館・資料館-4 清里フォトアートミュージアム

 

当館自慢のYPコレクション

北野 謙 「our face 東京の会社に勤める会社員80人を重ねた肖像」2000年 (c) KITANO Ken

■当館自慢のYPコレクション
 20〜30代の作品は,やがて後年になれば作家の初期作品と捉えられ,作家の原点として,背骨のように身体全体を支える重要な存在となります.YP は,作品を購入することによって若い写真家を支援する活動ですが,同時に,美術館としては,それぞれの写真家の初期作品を収集・保存する活動でもあるのです.YPで一度作品を購入した作家の多くは,35歳まで数回にわたり購入する場合が多く,彼らが好奇心の糸をつむぎだし,点から線へと繋がって行く様を,作品を通して見まもって行きたいと私たちは考えています.これまでYPは多くの“卒業生”を輩出しましたが,彼らが清里の地を心の故郷と捉え,また世代や国境を越えた作家同士のネットワークが広く強く繋がっていくことを心から願っています.
 YP展には,今を生きる若者のさまざまな思いを,独自の写真世界によって表現しようと格闘する若いエネルギーに満ちています.K・MoPA では,YP作品と,いわゆる巨匠たちの作品を併せて構成する収蔵作品展を行ったり,また,YP 作品からのセレクションを館外で展示するなど,さまざまな発信の機会を探って行きます.
著者:清里フォトアートミュージアム 主任学芸員・山地裕子

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