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ギャラリー詳細

写真のある美術館・博物館・資料館-11 東京富士美術館

 

ジョン・トムソン 「官吏の住居(中庭側)」 1871ー72年頃,北京,アルビュメン・プリント,18.5×23.8 cm

■当館自慢の写真コレクション
スティーブン・ホワイト氏旧蔵のコレクションは,19世紀より1960年代までの幅広い作品,計15,000点より構成され,ヒル&アダムソン等,19世紀の作品6,400 点は他に類をみない貴重な収蔵品です.特に19 世紀の風土を撮影したジョン・トムソンの450 点,フォト・リトグラフィの発明者アルフォンス=ルイ・ポワトヴァンの107 点は研究すべき貴重な作品群です.20 世紀ではエドワード・ウェストンのビンテージ75点,ピクトリアリズムのレオナール・ミゾンヌの620点,アインシュタインなどドイツの友人のポートレイトを数多く撮影した女性写真家のロッテ・ジャコビの1,456点,ユージン・スミスの55 点等があります.
また写真発明者W.H.フォックス・タルボットのコレクション42点は,写真誕生の系譜を知る上で非常に重要なコレクションです.
アンドレ・ケルテスの220点は,ほとんどが自らによりサインされた最初期のビンテージ・プリントです.
ロバート・キャパコレクションは,弟のコーネル氏が後世にキャパを伝える意味から代表作975点を選定し,署名入りで3 組だけプリント制作しました.1組はキャパの意思を組んで設立されたニューヨーク国際写真センター,1組は分割され,スペイン市民戦争の地マドリッド美術館とパリに収蔵.そして,もう1組が当館に収蔵されています.更に当館は,キャパ撮影当時のビンテージ・プリント75 点,インドシナ戦線で記した絶筆を含む5葉の自筆書簡,地雷に触れて殉職した際に所持していたカメラ(Nikon)などを収蔵しています.

※「北京・故宮博物院展」(2012 年3 月29 日〜5月8 日)に合わせて《異邦人の眼差し〜清朝末期の北京〜ジョン・トムソンほか》を開催(3 月29 日〜6 月24 日)
著者:東京富士美術館 学芸員・平谷 美華子

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