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ギャラリー詳細

写真のある美術館・博物館・資料館-17 山口県立美術館

 

『センチメンタルな旅より』 荒木経惟  1971(昭和46)年

■当館自慢のコレクション
戦争によって抑制され、中断されていた日本の写真家たちの活動は、敗戦後ほぼ4ヶ月を経て発行された写真雑誌「カメラ」によって再開されることとなります。その表紙を飾ったのは、山口県出身の写真家、福田勝治(1899-19991)による女性写真でした。戦争を挟んでほぼ20年の間、人気写真家として活躍した福田ですが、残念ながら、リアリズム写真を出発点としてそれを軸に展開された日本戦後写真においては、その存在は忘れられがちとなります。当館においては、光による造形美を追究した福田勝治を顕彰するべく、約1200点の作品、および資料を収蔵しています。
また、「11人の1965〜75-日本の写真は変えられたか-」(1988)、「戦後写真・再生と展開」(1990)、「写真の1955〜65-自立した映像群-」(1991)という3つの展覧会を通じて収集された32人の写真家による約800点に及ぶ写真コレクションは、1945年から1975年にいたる戦後写真の軌跡をたどることのできるコレクションとなっています。
著者:山口県立美術館 学芸課長 河野通孝

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