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ギャラリー詳細

「画像からくり」第24回 理科教育用のカメラとルーペ

 

Fig.5 ルーペのレンズを広げた状態

 Fig.5は,このルーペの使用方法を説明するため,レンズと持ち手を引き出した状態である.Fig.4で,向かって右端に見えるオレンジ色のボタンを押すと,1枚目の凸レンズが飛び出す.本体から90°の角度に引き出して観察に使用する.本体の上の電源ボタンが間違って押されないように,持ち運び状態で持ち手が電源ボタンをカバーするのも良く考えられている細やかな設計である.この写真では2枚目のレンズが中間の角度に引き出してあるが,高倍率での観察には1枚目のレンズに重ねて使用する.小学校低学年の生徒が喜びそうなデザインで,教育効果が上がることを期待したい.
 以上,理科教育用のカメラとルーペを紹介した.単独の商品として採算性を重視する論理とは全く異なり,定められた価格などの制限の下で,最大限の教育効果を上げる目的でデザイン・機構の設計が行われていることが見てとれ,素晴らしいことだと思う.このような教育分野での取り組みはぜひ長く継続していただきたいと思う.
著者:桑山哲郎 氏

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