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ギャラリー詳細

画像からくり第41回 7つ道具の光学装置

 

Fig.3_双眼鏡として使用

 Fig.3は,凸レンズと凹レンズをすべて収納状態から90度引き出した状態である.本体の中央に配置されたダイアルを回すことで2つの凹レンズ(接眼レンズとして使用)が繰り出され,焦点調節ができる.凸レンズの焦点距離は約 150 mm,凹レンズの焦点距離は約− 60 mm で,倍率2.5倍のオペラグラスを構成している.望遠鏡の技術史には,この光学装置の様な,対物レンズと接眼レンズの間の光路を覆う鏡筒が無い空気望遠鏡(Aerial Telescope)が知られている.1675年頃,ホイヘンスによるとされている空気望遠鏡であるが,オペラグラスとしての使用では,鏡筒で覆われていないことによる欠点が生じないことが,実際に体験してみると分かる.
著者:桑山哲郎

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