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ギャラリー詳細

画像からくり第44回 お皿を用いた凹凸反転錯視

 

Fig.8_茶碗の図柄の皿2枚

ところが,残りの小皿では,照明角度をいろいろ工夫しても,あまり良い効果が得られなかった.一例をFig.8に示す.凸面に見える場合もあるが,いかにも不自然で目を動かすと元の小皿に戻ってしまう.自動車の図柄の皿2 点でも同様で,Fig.6の見えとあまり変化が無かった.今回,元の皿に対して凹凸が反転して見えるような写真が撮影できるという報告を行った.皿の全面に顔が描かれているときには,うまく凸面に見える結果を4点示した.特にこの様な意図が無くても,写真だけを見ている人が実物とは違う凹凸を見出してしまうことがある.これは写真の「画像からくり」としての魅力でありまた注意点でもある.
参考文献
1)桑山哲郎,口絵連載 画像からくり第25 回「奥行き反転物体を手作りする」,日本写真学会誌,第77巻2号(2014)51.
2)鏡惟史,コーヒーブレイク「逆遠近法と奥行き反転錯視」,画像電子学会誌,第40巻1号(2011)168.
3)グレゴリー:著,金子隆芳:訳,「インテリジェント・アイ」,みすず書房(1972).
著者:桑山哲郎

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